大脳皮質の高度な役割

大脳の表面にある大脳皮質は、高度な機能を司り、人間らしさを構築している部分です。視覚を司る部分、聴覚を司る部分などというように、場所によって働きが異なり、おおよそ次のように役割が分担されていることが分かっています。

＜区分と役割＞
・前頭連合野ー思考、計画、判断、自己抑制
・運動連合野ー運動の開始や手順を計画
・運動野ー運動連合野の指示に基づき、運動の指令を発信
・体性感覚野ー触覚・痛覚・深部感覚などの受け取り
・頭頂連合野ー感覚情報の統合
・聴覚野ー聴覚情報の受け取り
・側頭連合野ー視覚・聴覚の受け取り、認識、記憶
・視覚連合野ー視覚情報の判断、認識
・視覚野ー視覚情報の受け取り
・ブローカ野ー言語の表出：書く・話す
・ウェルニッケ野ー言語の理解：読む・聴く