ナトリウムとカリウムによる細胞内外の水分調整

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ナトリウムとカリウムによる細胞内外の水分調整

健康について

2020/04/06 ナトリウムとカリウムによる細胞内外の水分調整

 細胞外と細胞内には、それぞれ細胞外液、細胞内液が存在し、細胞外液にはナトリウムイオンが多く、細胞内液にはカリウムイオンが多く含まれています。物質は、基本的に濃度の高い方から低い方へと移動するため、細胞外に多いナトリウムイオンは細胞内へ入ろうとし、脂肪内に多いカリウムイオンは細胞外へ出ようとします。この場合、物理的な流れが自然と起きることになるため、特にエネルギーは必要ではありません。
 しかし、この流れに任せたままだと、「細胞外にナトリウムイオン、細胞内にカリウムイオンが多い状態を保つ」というバランスを維持することができなくなるため、正常な細胞では「ナトリウムイオンーカリウムポンプ」を使い、ナトリウムイオンを細胞外へ、カリウムイオンを細胞内へ、エネルギーを利用して輸送を行い、細胞内外のイオンバランスを保っています。
 そして、ミネラルの濃度の変化に引き続いて起こるのが、水の浸透です。例えば、塩辛いものを食べたときには、血液中のナトリウム濃度が上がるため、その濃度を薄めようと、体内の水は細胞内から細胞外(血液中)に自然といどうします(浸透)。これが食塩を取り過ぎたときに血圧が上がってしまうメカニズムです。このように、体重の約60%を占める水は、ミネラルなどの物質の濃度の変化に応じて細胞内外を行き来しています。

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